人間関係はタイミングが命

看護の職場は女性が多く、日々忙しく動き回りながら人の命に関わる責任重大な仕事をこなすため、人間関係が複雑になりやすいと考えられています。
最近では少しずつ男性看護師の割合も増加していますが、職場によってはまだまだマイルドな人間関係には程遠いかもしれません。
そこで、職場の人間関係を良くし、先輩からの自分の評価を上げ、お互いに仕事がしやすい環境を作るために役立つ方法を紹介します。
自分が後輩の立場である場合、患者さんに安全なケアを提供するためには先輩との密なコミュニケーションが必要不可欠です。
しかし、「忙しいタイミングで先輩に話しかけて仕事を中断させてしまうのは悪い」と、声をかけにくくなってしまったり、疑問点を質問しにくかったりと考えてしまうこともあるかと思います。
実はそのタイミングが先輩からの評価アップのチャンスです。
大切なのは優先順位を考えるということです。
報告や相談があるときは、「急ぐ必要があるもの」と「後で良いもの」のどちらかをまず考えてみましょう。
患者さんの急変などは、たとえ先輩が忙しそうにしていても必ずすぐに報告しましょう。
業務的な質問など急がなくても良いと考えられることは、後で質問するためにメモに残し、時間のある時に声をかけましょう。
急いで報告すべきかどうか迷ったときは、報告してしまいましょう。
「後じゃダメだったの?」と注意されてしまうこともあるかもしれませんが、指摘してもらうことで次からはタイミングが図りやすくなるでしょう。
また、報告しないよりは報告する方がなにかあった際に問題になりにくいです。