看護師の職場である病院を評価するポイントにはいろいろな基準があります。
例えば、病床数に対する看護師の人員配置数、基本給、1ヶ月の夜勤の回数、また年間の休日数などです。
その中でも大きな評価ポイントとして有給消化率が挙げられます。
看護師の仕事は夜勤のある交代制勤務のことが多いです。
1ヶ月の勤務はシフト表が出るため、途中での勤務変更は簡単にはいきません。
ハードな仕事のため、決められた勤務を消化するだけで精一杯という毎日が繰り返される場合もありえます。
そうして有給をすべて消化できないまま消滅…というのはよくある話です。(有給の消化は義務化されましたが…)
看護師の1ヶ月のシフトは管理職である師長や主任が行います。
そこで、良い職場か否かの評価のポイントとして、勤務表を作る時に有給が含まれているかどうかということが挙げられます。
例えば、自分が体調を崩しがちでいざという時のために有給を取っておきたいという人がいるとします。
または子育てなどで突発的な休みが必要になる可能性を考慮して有給を使いたくないという人もいるでしょう。
そういった「有給はとっておきたい」という人のことも考慮しつつ、有給が余っている人に有給の使用を提案し、有給をつけてくれるといったような人の場合、職場環境は良いと考えて問題ないでしょう。
有給消化を率先して行ってくれる管理職の上司がいると、職場の評価上昇につながります。
有給はすべての働く人にある権利で、消化が義務化されているとはいえ、バランスよくスタッフみんなに有給を使ってもらうためにも、管理者が率先して提案することで、業務のバランスをとることにもつながるのです。